RectSelection
矩形(rectangle)による原子の選択¶
Home ribbonには,下図のようにツールバーボタンとRotateボタン以外に,Rect selectというボタンがあります.
Defaultでは,Rotateが選ばれていて,この状態で画面をドラッグすると画面が回転しますが,Rect selectの方を選択すると,矩形選択(Rect select)モードに入ります.
Rect select mode¶
この状態になっていると,画面を(左ボタン)ドラッグすると下図のように画面に矩形が描かれます.
左ボタンを離すと,以下のように矩形の中に入っている原子のみが選択されます.
このように,画面水平方向に関しては表示されている通りに選択されますが,奥行き(Z)方向については,スラブによって隠れている部分は選択の対象にはなりません.
選択が実行された後も,Rect select modeのままで,Rotate modeには自動的には戻りませんので注意してください. 少々面倒ですが,Rect selectから抜けるには,上記のRotateボタンをクリックして,Rotateモードにしてください.
Rendererによる違い¶
上図のように,simpleや,他ballstickなど,原子すべてが描画されるタイプのrendererのばあいには,矩形に入っている原子のみが(残基に関係なく)選択されます.
一方で,traceやribbonなど,主鎖のみが描画されるタイプのrendererでは, 主鎖のpivot原子(タンパク質の場合はCα)が矩形に入ると,その残基すべてが選択されることになります.